鳥畑の接客は独特。馴れ馴れしさとも違う、フレンドリーさ。だから初めは戸惑い警戒するかも。でもそんな人も、いつの間にか一緒に笑っている。だからこれが正解。
日本人は根本的に家具好きだと思う。ただし、こだわればこだわるほど、想定予算を軽くオーバーしてしまうことが多いのも事実。そしてまた,こだわり抜いた家具を無理して購入しても、いざ家に配置するとどこかバランスが悪いように見えてしまったりして、気持ちは一気に天国から地獄なんてこともある。だから、多くの人は家具にこだわりを持ちながらも、ケガしてもダメージの少ない激安量販家具店に群がるのかもしれない。予算、感性両面においてやはり家具は難しい。
ここ桜通りにあるバックヤード。オープンして半年。下北沢で7年もの間愛され、昨年夏、府中に移転してきた。店舗スペースは下北沢時代の半分以下のため、店内には沢山の家具がうずたかく積まれ、一見すると倉庫状態。以前は高品質の家具を格好良くレイアウトしてきたオーナーの鳥畑は言う。「こういうのもいいなあ。ホントに。」
「ぼくらはいじり好きなんですよ。」の言葉どおり、店内は倉庫と同時に工房の雰囲気が漂う。アンティーク家具のリサイクルショップという肩書きだが、家のリフォームも正式な仕事として難なくこなすだけあって、かなりの家具製作技術をもつ。「安く仕入れて高く売る」ことができなければなかなか儲からないことは小学生でも知っているが、鳥畑はこの感覚が若干欠落している。彼はそこを指して、「恥ずかしい」と言うが、これは彼の波瀾万丈の人生、大成功と大失敗という経験の中でつかみとった価値観からきている。強気で売れない意気地なしではない。たいへん興味深い、魅力的な人生なので是非本人から聞いてほしい。
ということで、「安く仕入れて安く売る」バックヤードだが、クオリティはさすがのひと言。住宅展示場や各国大使館をはじめ、バックヤード独自の多くの良質なネットワークからさがしてくる家具は、家具マニアをしばしばうならせる。「うちはこんな感じのリビングだから、それにあった家具さがしといてよ。この予算以下で。」こんなオーダーがとにかく多い。そんなオーダーのメモ書きが壁一面に貼ってある。とにかくどんなことをしても見つけてくる。そして必要があれば卓越した技術をもってその場で修正、修理する。テーブルの高さや椅子の座面の色、その他ちょっとした使い勝手なども細かくケアする。「みなさん勘違いされるんですけど僕が必死になって探して来たからといって絶対買わなきゃいけないわけじゃないんですよ。買わなくっても大丈夫。いずれ絶対に売れますから!」こんなことを言わなければならないほど、府中はいい人が多いという。だから彼は、もうすでにこの府中が大好きになってしまっている。
店内在庫は取扱商品のほんの一例です。ご希望をスタッフにお伝えください。
お客様に代わってご希望の商品をお探しします。また、修理や椅子の張替えなども承ります。
あなたが大切に使った愛着ある家具を買い取らせていただきます。
デザイナーズ、アンティークなど修理清掃し、次のオーナーへ橋渡しいたします。
東京都府中市府中町1-26-16
営業時間/11:00~20:00
定休日/無休